やっぱりEPAとDHAは中性脂肪に良いみたい。

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EPAの中性脂肪に対する働き

常にDHAとセットになっているEPAですが、DHAと同じく青魚などに豊富に含まれている多価不飽和脂肪酸の一種です。

ただDHAとは微妙に働きが異なっていて、例えばDHAは脳まで栄養が達しますが、EPAは達することが出来ないので、DHAが持つ知能指数の向上効果はありません。

EPAの方が優れているのは血液に対しての効果で、血小板を固まりにくくしたり、血栓を防ぐ効果が高いと言われています。

EPAの特徴は健康効果が高いということで、特に血行を促進するという働きに優れています。

EPAを摂取すると、血液がサラサラにしたり血管をしなやかに保つ効果があることが分かっていて、血液がサラサラになれば流れもスムーズになるので、動脈硬化の予防や改善に効果を発揮してくれます。

血行が良くなって体のめぐりが活性化すれば、基礎代謝が上がるので痩せやすい体質へと変えることも可能です。

また、EPAは脂肪酸感受性細胞を刺激してGLP-1というホルモンの分泌を促進しますが、このGLP-1は食欲を抑制したり、胃の消化を遅らせて満腹感を維持させたり、血糖値を安定させる作用を持っています。

この作用で食べ過ぎを防いだり、肥満ホルモンのインスリンの分泌を抑えることができるので、ダイエット効果も期待できます。

さらに新陳代謝も活発になるので、ターンオーバーが正常に行われるようになりますから、肌トラブルの解消やアンチエイジング効果まで期待でるのです。

このように、健康にも美容にも万能の効果を持つEPAですが、中性脂肪とも深い関係があります。

EPAには脂肪の合成を行う物質を阻害し、中性脂肪の合成を抑制する働きや、中性脂肪の代謝を促進して、消費しきれず残ったエネルギーの脂肪化を防ぐ働きがあります。

他にも、脂肪の分解を行う酵素を活性化したり、肝臓で作られた中性脂肪が血中に取り込まれるのを防ぐ働きもしてくれます。

ちなみに、心血管疾患リスクや血中中性脂肪低減作用は消費者庁でも、その効果は最高評価のAランクとなっているので、どれぐらい効果が高いかが分かるでしょう。

また、EPAはがん発生因子の一つとなる、アラキドン酸の合成を抑えたり、増殖を防ぐ働きを持っています。

さらにがん細胞が血管内に癒着するのを抑制する効果もあるので、がんの予防効果が高いことでも注目されています。

ですので中性脂肪の低下はもちろん、血流を改善して冷えやむくみを解消したい、健康を維持促進したいという方にはEPAの摂取がお勧めなのです。

DHAの中性脂肪に対する働き

DHAとはドコサヘキサエン酸という脂肪酸で、高度不飽和脂肪酸(多価不飽和脂肪酸)の一種になります。

特に青魚に多く含まれているDHAは、人間の脳神経や細胞などあらゆる部分にも含まれていて、健康維持や促進のために働いています。

今や、サプリメントなどでも目にすることが多くなったDHAですが、注目が集まったのは日本の子供の知能指数の研究が進められたことが発端です。

知能指数が高い理由の一つに、日本人は青魚を食べる習慣があること、その青魚に多く含まれているのがDHAであることが発表され、DHAに関する研究が世界に広がりました。

そして研究が行われる中で、もう一つ高い注目を浴びるようなったのが、DHAが持つ中性脂肪や悪玉コレステロールを減少させる働きです。

これは魚やアザラシなどを主食にしていて、野菜を食べない極寒の地に住むイヌイットの食生活を調査したことから分かったことです。

イヌイットは血中脂質が普通の食事をしている人よりも低いということが分かり、その理由となるのがイヌイットが主食とする魚に含まれる多価不飽和脂肪酸であるDHAにあることから判明しました。

現在ではさらに研究が進み、高脂血症などの医薬品の成分としても使用されているのがDHAなのです。

DHAの中性脂肪の対する効果は、まず中性脂肪の合成を防ぐというものです。

中性脂肪は体内で合成されるのですが、この時必要な物質を減少させるという働きを持っています。

つまり中性脂肪が作られなくなるので、蓄積することも数値が高くなることもないのですね。

また、DHAは中性脂肪の分解を促進する効果もあります。

脂肪分解酵素の生成をサポートする働きがあるので、すでに中性脂肪が出来てしまっていても、分解して排出する効果が期待できるのです。

これらの働きから分かるように、DHAは中性脂肪を作るのが防ぎ、さらに排出を促進するので、中性脂肪の減少に優れた効果を発揮してくれるのです。

ただ、これだけ優れた効果があると、中性脂肪値が下がりすぎてしまうのではと不安になるかもしれませんね。

しかし継続して摂取していくと適性な数値を保つ働きに変わるので、下がりすぎの心配はありませんから、中性脂肪を確実に減らしたいという方はDHAを摂取するのがお勧めです。

ちなみに、DHAは脳の神経細胞を構成する原料なので、記憶力を高めたり、高齢の方なら認知症の予防や改善効果も期待できます。

さらに視神経の機能を回復させる働きもあり、視力の低下を予防したり改善する効果もあると言われているので健康維持のためにも多いに役立ってくれます。

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