中性脂肪を下げるならダイエットと睡眠かな

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中性脂肪を下げるダイエット方法

太ってしまう原因はいろいろありますが、その一つに中性脂肪が高いことが挙げられます。

ですので、痩せるには中性脂肪を下げるのが効果的なのですが、中性脂肪というのは他の脂肪と違って燃焼させられるものではありません。

ダイエットでは脂肪燃焼という言葉がよく使われますが、運動や消費カロリーを増やすことで燃焼できるのは脂肪酸です。

中性脂肪は脂肪酸とグリセリンで構成されているので、厳密に言うと中性脂肪の中の脂肪酸が燃焼するというのが正しい意味になります。

脂肪酸が燃焼されると、構成が崩れて中性脂肪が分解されて老廃物として排出されるので、結果的に中性脂肪が減るのです。

つまり中性脂肪を下げるためのダイエットをするのであれば、脂肪酸を燃焼させる方法を実践してなくてはいけないのですね。

脂肪酸を燃焼させる、というと何か特別なダイエット方法があるように思えますが、実はとてもアナログな方法が一番効果があるのです。

その方法とは有酸素運動を毎日30分行うことです。

有酸素運動は、昔から提唱されていたダイエット方法なので、聞き飽きたかもしれませんね。

ですが、脂肪酸を燃焼するには酸素をたっぷり取り入れる有酸素運動が一番効果が高いのです。

エネルギーというのはグリコーゲン、ブドウ糖、脂肪の順番で消費されていくので、常にカロリーを消費し続けてエネルギー源を使い切れる有酸素運動がもっとも効率よく脂肪酸を燃焼させる方法なのです。

もちろん人間は生きているだけでエネルギーを消費し続けますが、一般的な生活活動では食事から取り入れたエネルギー源しか消費できません。

運動をすれば生活活動よりも大きなエネルギーを消費しますし、脂肪を燃焼するためには酸素が必要なので、有酸素運動を行うことで中性脂肪はしっかり下げられるのです。

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ただし、中性脂肪は毎日の食事から余分に摂取した脂肪分や糖分、炭水化物が原因で作られてしまいます。

いくらきちんと運動をしても、食生活がいい加減では効率よく中性脂肪を減らせません。

極端な食事制限はする必要はありませんが、脂肪分や糖分の過剰摂取には気をつけて、中性脂肪を減らす効果がある食材を取り入れると、さらに有酸素運動の効果を高められるでしょう。

中性脂肪を減らす食材は、さばやいわしなどの青魚、納豆や豆腐などの大豆食品、海藻類などがあります。

有酸素運動に加えて、毎食ではなくてもこれらの食材を意識的に取り入れると中性脂肪はきちんと下がるので、地道なダイエット方法ですがぜひ実践してみてください。

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中性脂肪と睡眠&休息の関係について

中性脂肪は生活習慣が大きく関わっていますが、睡眠と関係があることはあまり知られていません。

健康や美容のためには睡眠が重要というのはよく知られていますが、実は睡眠の質は中性脂肪の数値にも影響を与えるのです。

睡眠と中性脂肪を結びつけるのは、成長ホルモンの存在です。

成長ホルモンは寝ているときにしか分泌されないホルモンで、脂肪を分解する働きを持っています。

もっとも分泌量が多くなるのは一番深い眠りの時と言われていて、眠ってから3時間程度経ったぐらいが分泌のピークとされています。

つまり、眠りが浅かったり、何回も目が覚めるなど質の悪い睡眠をとっていると、成長ホルモンが十分に分泌されなくなるため、脂肪を分解する分が不足してしまうのです。

ですが、ただ眠いから寝たとしても、それだけで質の良い睡眠が取れるとは限りません。

ものすごく疲れていて眠りたいと思っていても、疲れのせいで神経が興奮していたら、眠りを誘う働きを持つ副交感神経がうまく働きません。

寝る直前まで煌々と明かりがついた部屋で、テレビを見ていたりゲームをしていたりすると、交感神経が活発になるので深い眠りにはなりません。

例え眠れたとしても、深く質の良い睡眠のためには副交感神経が優位になっている必要があるのです。

副交感神経は眠りを誘って、体や心をリラックスさせる働きを持っているので、質の高い睡眠を取るためには交感神経をオフにして副交感神経をオンにしなくてはいけないのです。

ですので寝る前には明かりを落とし、静かな音楽を聴いたりして副交感神経を高めましょう。

ただ、仕事などで忙しかったりすると、睡眠も十分に取れないこともあるでしょう。
そんな場合は、お昼寝などで休息を取るのも効果的です。

15分ぐらいの昼寝は夜の睡眠の質を高めてくれるので、短時間しか眠れなくても成長ホルモンの分泌を促す効果が期待できます。

睡眠不足は、単に成長ホルモンの分泌が減少するだけではなく、ストレスが溜まって自律神経のバランスまで崩すことがあります。

自律神経が崩れると、中性脂肪を作り出す遊離脂肪酸が大量に生成されてしまうので、間接的ですが中性脂肪を増やす原因となります。

休息は長時間取りすぎると逆にだるくなってしまいますが、15分程度の休息は体を活性化してストレスも軽減してくれます。

睡眠も休息も、忙しい現代人はなかなか満足に取ることはできないかもしれませんが、そのせいで健康を害したら何の意味もないので、睡眠もしくは休息をきちんと取って中性脂肪の増加を防ぎましょう。

中性脂肪を下げることができない人が陥りやすい状況

中性脂肪は食事療法と運動療法を実践すれば、ほとんどの場合下がるので特に難しいことはありません。

それなのに中性脂肪が下がらない人がいるのは、間違った方法を実践しているか、続けられないからというところに理由があります。

間違った方法とは、例えば食事中の中性脂肪を下げる効果がある特定保健用食品だけに頼って運動をまったくしない、果物や野菜だけしか食べないなどの方法です。

中性脂肪に効果がある特定保健用食品は確かに効能が認められていますが、脂肪酸を燃焼する効果はありません。

溜まった中性脂肪を分解するには、脂肪酸を燃焼させなくてはいけないので、特定保健用食品だけでは中性脂肪値を正常に保つことはできないのです。

また、果物や野菜はビタミンやミネラルがたっぷり含まれているので、健康や美容に効果的です。

とは言え、果物には糖分がたくさん含まれているので、食べ過ぎると過剰摂取になってしまいますし、野菜に含まれる栄養素だけでは中性脂肪に働きかけることはできません。

例えば、中性脂肪を下げる効果を持つDHAやEPAは青魚に多く含まれているので、野菜だけを食べていても摂取できません。

食事は中性脂肪を下げるのにとても重要ですが、基本は栄養バランスを整えることが一番大事で、限られた栄養素をたくさん摂取しても効果がないのです。

「続けられない」というのは、栄養バランスの整った食事や軽い有酸素運動を続けられないことです。

中性脂肪を下げるための食事や運動を実践しても、それが1週間しか続かなかったら効果はありません。

長年の生活習慣で蓄積した中性脂肪は、短期間では消えてはくれませんから、数値で効果を実感できるまでにはある程度の時間が必要です。

途中で面倒になって投げ出してしまったら、下がり始めた中性脂肪も元通りになってしまうので、とにかく続ける必要があるのです。

このようにうまく中性脂肪を下げられない人は、やけになって何の対策を行わなくなるという状況に陥りやすいです。

確かにある程度は努力したのに結果が出ないとやる気も失せますが、何もしなければ中性脂肪はどんどん高くなり、動脈硬化や生活習慣病などもっと厄介な状況になってしまいます。

病気が発症してしまったら、中性脂肪を下げるのはもちろん病気の治療も医師の管理下で行っていくので、面倒などと言ってられなくなります。

ですので、中性脂肪は正しい方法をきちんと実践し、時間をかけて下げていくものだということを理解して、焦らず取り組んでいきましょう。

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