太ってる?やせている?体重と中性脂肪の関連性

体重が平均より増えていると中性脂肪は高い?

普通、脂肪というと肉の脂身のようなものを想像しますが、中性脂肪は皮下脂肪や内臓脂肪とは少し形状が異なります。

食べ物などから摂取した中性脂肪は、腸で消化されると血液の中に取り込まれて、体内のあらゆる臓器や筋肉などに運ばれてエネルギーとして消費されます。

ここで消費しきれない中性脂肪は、脂肪組織と結合したり肝臓に取り込まれることによって、皮下脂肪や内臓脂肪となるのですね。

つまり、中性脂肪は基本的に血液内に存在している白血球や赤血球のような形状なので、中性脂肪が高いかどうかは体重では判断されません。

皮下脂肪などは体重によって増えているかどうかを判断できますが、中性脂肪の場合は血液検査を行って数値を出さないと、高いか低いかを判断できないのです。

ですので、体重が平均より増えている方が中性脂肪も高いか、ということに関しては、一概に高いとは言い切れないのです。

ただし、体重が平均より増えるということは、一般的には皮下脂肪や内臓脂肪が付きすぎることが原因となります。

皮下脂肪や内臓脂肪は中性脂肪が余ったせいで付いてしまうものなので、中性脂肪が高いことは十分に考えられることです。

それでも体重と中性脂肪の数値の高さがリンクすると言い切れないのは、中性脂肪値が一定ではないからです。

これは血圧でも同じで、例えば血圧も運動をしたり興奮したりすると、普段は平均値の人でも一時的に血圧が上昇して高血圧になります。

ですが、心拍数が戻れば血圧も下がるので、いくら高血圧の数値が出たとしても高血圧症ではありません。

中性脂肪の値も、中性脂肪を多く含む食事をしたり、肝臓で中性脂肪を作る活動が活発になれば中性脂肪は高くなります。

この時、エネルギー消費量が少なかったりすると、皮下脂肪などが作られてしまって蓄積し体重が重くなることもあります。

とは言っても、もともと中性脂肪が正常値であれば時間が経てば元に戻りますから、体重が増えたとしても中性脂肪が高いとは限らないのですね。

もちろんこれは一般的な中性脂肪に対しての考え方であって、中性脂肪が高いことも考えられます。

いずれにしても、中性脂肪の値は血液検査などをしないとはっきりとは分かりませんから、体重が平均より増えた場合は中性脂肪の検査をしておくと安心です。

中性脂肪が高いことで肥満が引き起こされているなら、中性脂肪を下げるダイエットを行う必要があります。

痩せるためには太った原因を改善しなくてはいけませんから、自己判断ではなく中性脂肪値の検査もきちんと行って高いかどうか確認しましょう。

痩せているのに中性脂肪が高い人は何に原因がある?

中性脂肪が高い人、と聞いて思い浮かべるのは、全体的に肥満気味だったり明らかに太っている人ではないでしょうか。

確かに中性脂肪が高いと体脂肪が増えますから、太っている人が多いのは事実なのですが、実は一見痩せていても中性脂肪が高いことがあるのです。

痩せている人で中性脂肪が高いのは、主に糖質を過剰に摂取していることが理由として考えられています。

糖質は砂糖など甘いものだけではなく、米やパン、麺類などの炭水化物にも含まれているため、お菓子を食べない人でも食事量によっては糖質を過剰摂取している可能性があります。

糖質を摂取すると血糖値が上昇しますが、それを抑えるためのホルモンであるインスリンが分泌されます。

インスリンは別名を肥満ホルモンと言って、脂肪を蓄積する作用を持っています。

つまり糖質をたくさん摂る人は脂肪を溜め込んでしまうのですが、その現れ方は皮下脂肪だけとは限りません。

体質や生活習慣によっては、内臓の周りに脂肪が蓄積されて内臓脂肪として溜まってしまうことがあるのです。

皮下脂肪は外見に現れるので分かりやすいですが、内臓についた脂肪というのは目に見えませんし、外見にも現れにくいという性質を持っています。

そのため、一見痩せている人でも中性脂肪が高くなってしまうのですね。

痩せている人というのは、基礎代謝が高くエネルギーを消費しやすかったり、代謝が活発で皮下脂肪は燃焼しやすいなどの特徴があります。

これで健康的な食生活を送っていれば中性脂肪が上がることはないのですが、痩せているからといって油断して、いい加減な食生活をしてしまうと危険です。

脂っこいものや甘いものが好き、食べることが大好き、炭水化物をたくさん食べるというような生活を送っていると、皮下脂肪は蓄積しなくても、食事によって中性脂肪をどんどん取り込んでしまいます。

痩せていれば、高カロリー低タンパクの食事であっても、油分や糖分を摂り過ぎても、特に気になる症状が出ませんから体は健康だと思い込んでしまいがちです。

しかし、痩せていても中性脂肪が蓄積すれば、脂質異常症になるリスクは高まります。

また、内臓に脂肪が蓄積すると機能が低下するので、とても健康な状態とは言えません。

太っていれば中性脂肪の高さに気がつきやすいですから、その分早めに対策を行うことができますが、痩せている人だと重度の症状が現れてから気がつくことになります。

ですので、食生活に不安がある方、太ってはいないけど体調が優れない方などは中性脂肪値が高い可能性もあるので、一度検査を受けてみましょう。

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